パリ在住「編み紐」アーティスト、シーラ・ヒックス

昨日新聞で読んだアート記事の紹介。

ニューヨークタイムズの国際版インターナショナル・ヘラルド・トリビューンで見かけた記事で、パリを拠点に活動する米国人アーティスト、シーラ・ヒックス(Sheila Hicks)さんの話。

記事のタイトルは「人生が織り込まれたキャリア」。現在76歳の彼女の作品はジャンルを超える「編み紐アート」というか何と言うか。
記事はここ

彼女の作品の写真のいくつかはここで見られる。是非見てみて下さい。
http://www.nytimes.com/slideshow/2011/04/03/arts/design/04032011_HICKS_Slide.html?ref=design

記事の締めくくりのヒックスさんの言葉がいい。

“Is it art, is it tapestry, or design, or artisanat?” she said… “By living in Paris, I could float in and out of all those categories, and I never got pigeonholed. I wasn’t French, so I didn’t have to conform.” … “there’s an immense amount of freedom in being an outsider. You’re a heretic. So it becomes a way of life.”

「これはアートなのか、タペストリーなのか、デザインなのか、手工芸なのか?」「パリに住むことによって、こういった既製の分類概念の間を自由に浮遊することができた。それで、型にはまらないでいられた。私はフランス人ではないから、合わせる必要がなかった。」「よそ者であることは、計り知れないほど沢山の自由をもたらす。もともと異端な存在だから、それが日常の普通のことになる。」

ところで、今週は日本では春の新聞週間なので、ついでに新聞にまつわる話も。

この記事が出ていた新聞インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは、パリにはじめて来た時にすぐ読み始めた。フランス語は「こんにちは」と「ありがとう」以外全く知らないまま米国から到着した身、英語で書かれた情報に超ハングリーな状況で手を伸ばしたのがいきさつ。
売店で売られている多数の英字新聞の中からこの新聞を手にとったのは、その名前を見て、フランス映画の大巨匠ジャン・リュック・ゴダールの白黒映画「À bout de souffle」(邦題「勝手にしやがれ」、1960年製作)の一シーンを思い起こしたから。
ジーン・セバーグ演ずるアメリカ娘がヘラルド・トリビューンをシャンゼリゼ大通りで売っているシーン。
Youtubeでantonionemoamatoさんが、ありがたくもこのシーンをアップして下さっている。
http://www.youtube.com/watch?v=c4l00kP2XWM&feature=related



Herald Tribune という文字を見た瞬間、「ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン!ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン!」と短髪のジーン・セバーグが新聞を売る姿を思い起こし、ああ、アメリカの新聞!と手が伸びた。
当時は、米国に戻りたくて戻りたくて仕方なかった、と思い出します。

By AB
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by amis-paris | 2011-04-07 07:43 | その他耳寄り情報  

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