La mercerie (手芸店)の起源

フランスでは手芸店でブラジャーとブラジャー製作用品が売っているという"O"さんふくさんのお話から、フランスの手芸店ではどうして下着が売っているのかがとても気になります。

何か由来があるに違いない、と、知りたがりやのジョージABはうずうずして、ネットで調べることに。
で、こんなページが出てきました。
La France pittoresque というフランスの文化遺産の歴史を解説しているサイトから、Métiers anciens / oubliés (いにしえの職業)のMerciersの項
http://www.france-pittoresque.com/spip.php?article1139

総フランス語で、しかも立派な文体で、ちょっと気後れ。
でも、ホントに興味があれば、フランス語でも読めるものなのですね。。。
読みました。

出だしがいいです。
   
   中世の頃、「あらゆる業者の中で、何もしない人たち」と言われた、それがまさにこの職業の定義であった。

当時は自分で生産したものを売る、というのが主流だったのですが、手芸屋さんたちは、生産者と人々の間に商売をつくっていて、自分では何も生産しなかった、ということだそうです。

12世紀にはもう、手芸屋さんがいたらしいです。
で、下着(lingerie)や、化粧品(accessoires de toilettes)、裁縫用具(instruments nécessaires à la couture)を売っていたらしい。

既にこの時点でもう下着。
なぜ下着かは結局よく分からない。
異国のお宝を集めて売るという業者も多かったそうで、言ってみれば、商社のはしりですね。
シルクを特に扱っていた、ということで、そういうことも関連しているのかな。シルク下着とか。(全然違う???) 

でも、「化粧品」ではっと思いおこしたのは、昨日Bourse の蚤の市で見たアンティークレースや裁縫パターンを売っていたお店が、香水を売っていたこと。これも当時からの名残りなんでしょうか。

パリでは12世紀頃、 rue Quincampoixに手芸屋さんは集まっていたらしい。
今は地下鉄駅Rambuteau の近く、Sebastopol 大通りを一本東に入ったところにある、3区と4区をまたがる小さな通り。

当時の手芸屋さんの絵がいくつかありますが、いいですね。
私はもともと社会史が好きなので、こういうものを見るとわくわくするんです。
これから蚤の市や古本屋で、骨董ボタン以外に、こういう手芸関係の古いリトグラフを探そうかな、と思いつきました。

By AB
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by amis-paris | 2011-06-04 03:21 | その他耳寄り情報 | Trackback | Comments(3)  

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Commented by ふく at 2011-06-04 17:59 x
さすがABさん!なぜだろうなーだけで終わらせないところがすごいです。記事、興味深く読みました。レース、香水、下着・・・とくると何かなまめかしいものを感じてしまいますが、下着なんてあまりおおっぴらに店頭に出せないものだったのでしょうかね、だから仲介者の手で売られたとか??
江戸時代の小間物の行商なんていうのと似たようなものでしょうか。ーーーといろいろ想像をめぐらせることができました。ありがとうございました!
Commented by amis-paris at 2011-06-05 06:45
「下着」のこと、自分が注意して見ていないのか、「街の手芸やさん」みたいなところに行ったことがなかったのか、気づいたことがありませんでした。これから気をつけて見てみます。。解明したいねぇ?
By Maman Mia
Commented by amis-paris at 2011-06-05 13:01
とても興味深いです。ぜひ続きのレポートもお願いします。私は古い裁縫箱のコレクションしているのですが、必ず下着を作る材料(肩ひものリボンとか)が入ってます。時々、何に使うのかわからない道具もあるけれど、サイト検索すると下着作るための道具だったりします。
by Ayu

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